フードコーディネーターレポート

私のフードコーディネーターとしての仕事 川端佐和子さん

  • 2014年03月05日
  • 日本フードコーディネーター協会

 

川端佐和子さん

フードコーディネーター3級

 

 会員のみなさん、そして、これからフードコーディネーターの資格取得を目指している皆さん、こんにちは。 皆さんご存知のとおり、フードコーディネーターとは食に関する知識を持ち様々な分野で活躍する人の事を意味します。 でも実際フードコーディネーターってどういう事をしているんだろう?と詳しく知りたい方、資格をもっと活かしてお仕事をしたい方へ 私のフードコーディネーターの資格を活かした仕事を紹介します。 ぜひ、今後の資格取得やお仕事に役立ててください。
まずはじめに、私がフードコーディネーターに興味を持ったのは、始めての就職先のことでした。 もともとパンやお菓子作り、食べることが大好きで、大学時代はパン教室に通い、大学卒業後は製パン会社に入社しました。 そこでの配属先は、自ら希望して憧れていた開発課でした。開発課とは新商品を生み出していく会社の中でも 重要な仕事です。 月に2品~3品、リニューアル品やプライベート商品も合わせると年間50品ほどのパンを開発し発売していましたが、 試作品作りは、なんとその5倍以上にのぼります。 また、新商品というのは、ただ新しいからといって売れるわけではありません。 商品に話題性や機能性、商品にまつわるストーリーなどが必要になってきます。 そのために、流行を調べたり、ターゲットとなる客層を調べたり、パッケージを研究したり、マーケティングはもちろんのこと 商品のサイズや価格設定、原価計算や生地の特性向上・工場での生産ラインとの調整など工夫が強いられる立場にありました。 そんな中、FCAJの特集をテレビで見て、「自分も食に関する仕事をしているので、資格に挑戦してみたい!!」と思い資格取得に挑んだわけです。

実際、資格に挑戦することにより、自分の食に対する興味も仕事の幅も広がったのは言うまでもありません。 特に美味しそうに見えるスタイリングや食シーンをふまえて商品を考えられる用になりました。 職場では、展示会のパンをメインとした朝・昼・夜の食シーンのスタイリングの依頼や新規オープンのカフェのメニュー開発・カトラリー等の選定の 仕事もいただきました。

今年の春、独立し、新商品を出したい企業と組んで、菓子・ギフト・パンの商品開発の仕事とブライダルのギフト販売をしています。 フードコーディネーターの仕事を活かした新商品開発の現場では、クライアントとステークホルダーとのコミュニケーションが一番重要になってきます。 そのためには、まず、クライアントがどのような商品を出したいのか、どうしてこれなのか、いつ発売したいのかなど しっかりヒアリングする所から始まります。 しっかりヒアリングしたところで、そのクライアントにあったスケジュール作りをしてあげて、商品の発売まで進めていきます。
   
 

 新商品発売までの流れ

また、最大のポイントとなるコンセプトも一緒に作り上げていきます。

 

商品発売までの会議の様子流れにそって進めていくなかで、類似製品の分析や市場分析を行ったり、 商品のアイディア・イメージを事細かに出し合って、話し合った中で試作品作りを繰り返したりします。

また、製造工場を持ってない企業からの依頼だと、製造できる工場を探します。 これも、販売数量計画にあった規模の工場を探し、工場の方とのスケジュール、クライアント側の思い描いているイメージ、実際の販売する商品に ついてしっかり伝え、製造を委託します。 工場では、オーブンやミキサーなども異なるので、品質の安定した商品を供給できるように、試作を繰り返します。

 

 

試作1      試作2

 

  

 

工場で試作した商品は、消費期限の設定をするために、販売品と同じように包装して検査にかけます。これは、製品の消費期限内の品質の安全性を保証するためです。

商品のネーミングは、クライアントの会議の中で約50ものネーミング案を出し合い、 その中から決定します。

いよいよ発売が近づいてくると、PRや広告をするために動きます。 インターうネット通販会社との打ち合わせやマスコミ向けのプレスリリース記事を作成し、配信したり 取材に対応したりと、発売前は大忙しです。 実際、発売日には新聞紙に掲載されました。

 

沖縄タイムス      琉球新聞



今回は発売前に、先行試食販売会なども行い、お客さんの声を聞いたりしました。 これはとても大事なことで、次回の商品開発の参考になります。

という流れで、商品の発売をむかえます。

ひとつの商品でもたくさんの流れを経て新商品として世の中に出ていくわけです。 この流れを行うには、たくさんの時間も労力もかかりますが、 フードコーディネーターとしてとてもやりがいのある仕事ですし、 プロジェクトに関わる人と一緒にやり遂げたときの喜びは大きいです。

最後に、 フードコーディネーターをすでに取得されている皆さん、これから目指す皆さん フードコーディネーターには、たくさんの食に関わる仕事があります。 自分の目標を目指して頑張ってください。





プロフィール
川端 佐和子(カワバタ サワコ) 沖縄県出身


2013年春【ブライダルギフトの企画販売】と企業の【新商品開発】のお手伝いを行う

~誰かに話したくなる商品企画プロデュース会社~『Pearl R パールアール』をスタート。

 

http://www.pearl-r.jp