フードコーディネーターレポート

フードコーディネーターレポート「フードコーディネーターとしての活動レポート」向江さん編

  • 2012年05月07日
  • 日本フードコーディネーター協会

 向江礼子さん 

 
 

フードコーディネーター1級
レストランプロデュース)


私は卒業後、洋菓子とレストランの業態をもつ企業に就職。
そこでレストランの現場を経た後、店舗での洋菓子の売り方(陳列等)やお客様にお店に来て頂く為の企画を創る、
という非常にやりがいのある仕事に就くことが出来ました。
特にプロモーションやパッケージの仕事えは、会社のブランドイメージを表現する「モノ」「コト」を創る醍醐味がありました。
そしてここで出来た仲間とは今でもネットワークが強く、私の一生の宝物です。

その後、結婚を機に退職。
そこから何度か転職をし、現在はベーカリー製造・販売および飲食店を経営する会社に入社し、関東での事業拡大を目的に新店舗の確立(商品企画・売り方・販促)等多岐にわたる仕事をしています。

 

この仕事に就く前に業務用のコーヒーの専任営業を1年経験してきましたが、これは本当に自分にはハードでした。
周りは全国から集められた営業マンのエースが勢揃い。
時に厳しい指導もあり、お客様に冷たく遇われることもあり、自分の不甲斐なさに何度も落ち込みました。
でもお客様と話を続けることで、笑顔で迎えていただき契約まで至った時には一入の喜び、「やった!」と大声で叫びたくなるほど嬉しいものでした!
フードコーディネーターの仕事も大事なのはネットワーク。
自分一人の力では限界があります。
私が踏ん張って頑張ることも出来たのは、まわりの方々に力を貸してもらいサポートをして貰ったからこそだと思っています。

この営業の仕事を経てからの今の企画業務は、以前企画業務をしていた時とはまた異なる視点で携わることが出来ています。
例えばひとつのプランを立てるとして、そのプランの基となる根拠を数字で把握するようになりました。
「イメージがいい」「今の流行りにのっている」では説得力がないのです。
「なぜそれがいいのか」が具体的にわからないとお客様にもそのプランの魅力は伝わらない、という自論をもって仕事をしています!

さて今携わっている仕事の具体的な内容ですが、
①商品の売り方考案
②商品企画(ベーカリー・サラダ・デザート・ドリンク)
③店舗マニュアル考案
が大きくはあるのですが、それに付随する様々な課題があるのでやらなければならない仕事は盛りだくさんです。
長年「食」の仕事には携わっていますが、ベーカリーは初心者で覚えることも沢山。
市場を見ることも非常に勉強になるので(半分以上は自分の趣味ですが)、休日はパン屋さん巡りをしています。
①~③のどの仕事でもなるべく現場の意見を聞いてから考えるようにしています。
ベーカリーの商品企画ではベーカリーに精通した現場の男性とペアで計画・試作。まずは「自分達が食べたい」と思う商品を考えてみるのですが、これを決められた原価で抑えようとすることに四苦八苦です。
電卓をたたいてこの原料をこれに変えて・・とあれこれ考えると却って魅力に欠ける商品になってしまうこともあります。
出来上がった商品は本当にどれもおいしく、試作品を食べ過ぎて体重は嵩むばかり。
最近は半分だけに我慢するようにしています。
美味しい試食のあとは原価を合わせて魅力ある商品にするのみです!!

他にサラダの商品企画もしていますが、こちらはメーカーさんの協力を得ながら進めています。
メーカーさんとのネットワークも非常に重要で、素晴らしい力をお持ちです。
様々なところで「食」のプロが存在することを感じると、自分もまだまだ努力が足りない!と痛感する日々です。

私は今回の試験でレストランプロデュース1級を合格することが出来ましたが、これは「まだまだ頑張らねばならない」戒めでもあると思っています。
今はベーカリーという初めて経験する業態で、五感をフル稼働させるのと同時に様々な方から知識を盗み自分のモノにしてまいります。

自分の好きなコトを仕事に出来るというのは本当に幸せです。
これからも大好きな「食」の仕事で、笑顔で頑張ります!!

 

 

■プロフィール
向江 礼子(ムカエ アヤコ)
職業:食品会社(ベーカリー製造・小売)関東事業本部 企画担当
資格:カラーコーディネーター2級
カラーデザイン検定
スーパーバイザー士
英検2級
華道「草月流」1級「雅号:礼肖」