フードコーディネーターレポート

フードコーディネーターレポート「フードコーディネーターとしての活動レポート」入江さん編

  • 2011年12月28日
  • 日本フードコーディネーター協会

 入江亜哉さん 

 
 

フードコーディネーター2級
(食の商品開発)


 

「趣味は?」
「……食べることと、飲むこと」
最初に浮かんでくるのがどうしてもこの答え。
もう少しカッコいいことが言いたいなぁと思いながらも、一番大切なことだもんね…と自分に言い聞かせ、一瞬戸惑いながらもそう答えてしまいます。

 そんな私は現在、イタリアの食品とワインを扱うインポーターに勤務し、長きにわたる営業職を経て営業内勤の仕事に就いています。
自社商品を使用したレシピの考案、料理講習会を実施する際のシェフの調理補助、業務店向けのメニュー作成、小売店向けのPOP作成などが主な担当業務になります。

そもそも好きなことを仕事にしたくて飛び込んだワイン業界。
そして好きなことをもっと専門的に学びたいと思って転職したのが今の会社でした。
とはいえ前職はフランスワインを主に扱う会社で、どちらかというと多種多様で、年々増え続けるイタリアワインは苦手なジャンルでした。
しかしながらイタリアを知るにつけ、イタリアにとってワインとは、自らの土地で採れた食材をいかに美味しく味わうために存在しているものかを知りました。
 

日本人が大好きな、ピッツァやパスタを代表とするイタリア料理。
それを私がそう感じたように、イタリアワインと共に身近に感じてもらいたい。普段の生活に採り入れてもらいたい。

その思いで考案するレシピは、とくにチェーンスーパーや宅配システムなどの小売マーケットを対象にする際には、
「旬の食材を使用して」
「いかに簡単で」
「分かりやすく」
「手順も少なく」
「材料も少なく」
「作ってみたいと思うか」
を考えて作成しています。

そしてそのレシピに合うワインを一緒にご提案し、より賑やかで楽しい食シーンのお役立ちが出来ればと取り組んでいます。
また自社商品のみならず、他社の販売商品と組み合わせたレシピの作成依頼も頂戴しています。
それらは宅配システムにおいては連続企画として採り上げ、おすすめコーナーを設けていただいたり、チェーンスーパーにおいては考案したレシピを店頭のメニューコーナーに設置いただくなど、ニーズに合ったレシピが少なからず売上にも貢献しているようです。

 
また業務店においては外食チェーン店から、繁盛業態である「バール」に転換するにあたってのメニュー開発の依頼をいただきました。
業態の特徴から、
「同時に」
「短時間で作成できる」
「冷めても美味しい」
「再加熱が可能な」
メニューを考案し、実際にテストキッチンにおいて野菜の切り出しの工程からをプレゼンしました。
このメニューがご好評いただき、業態転換は順調に推移しており、新店舗を計画中とお聞きしています。

 
今日もどこかで私が考えたレシピで、私の知らない誰かにも幸せな笑顔が拡がっているのかなと思うことは、何より嬉しいことです。
よりたくさんの笑顔が拡がり、より多くの方に喜ばれ、より多くの方に愛されるメニューを作るために、趣味と勉強を兼ねて毎年休暇を利用してイタリアに訪問しています。

そして食べること、飲むことが大好きな私が、唯一自信をもって社会に貢献できること。
それは、美味しい食卓で、一人でも多くの方を笑顔にすること。
そしてそこには常に「花」があれば…
そうやって人の心を豊かにできる仕事をしたいという夢にむかって、今歩んでいます。

■プロフィール
入江亜哉
●職業:イタリア食材とイタリアワインを扱うインポーターにて、内勤営業として勤務
●資格:フードコーディネーター2級「食の商品開発」
社団法人日本ソムリエ協会認定 ワインアドバイザー
華道 未生流 准師範免許