フードコーディネーターレポート

フードコーディネーターレポート「フードコーディネーターとしての活動レポート たなかのりこさん編

  • 2010年08月27日
  • 日本フードコーディネーター協会

たなか のりこ さん
フードコーディネーター
 
 
 フードコーディネーター2級(イベント・メディア)

 フードコーディネーターとして歩き出してからまだ3年。
それでも『プロ』という意識で人に接していないと仕事も
やってこないだろうと意気込んで頑張っています。
しかし、これがまた厳しい現実ばかりの毎日。
そう・・・田舎では“フードコーディネーター”という名前すら
聞いたことがない人ばかりなのですから。
そんな私が拠点としているのが秋田県横手市というところ。
小さな小さな田舎のまちですが、とにかく農作物の宝庫なんです。
米・野菜・果樹・山菜、それにともなう加工品の数々。
素晴らしい素材はあるのにこれがまた宣伝力不足でイマイチ世に
知られていません。
何とかできないだろうか!と思ったのがフードコーディネーターに
なるきっかけでした。
元々、ライター志望だった私はまず文字にしての情報発信を
心がけました。

「○○さんのにんじんが旬を迎えています。
                       こんな食べ方がおすすめ♪」
「○○グループの加工品はこんな使い方もできますよ」
なんて、ちょっとした提案を添えてブログにしていました。
それがきっかけで、地元のフリーペーパーの連載をもらっています。
売り方という点でフードコーディネーター的考え方を話していたら、
セミナーの講師のお話がやってきました。
日本が不況の真っただ中で”雇用”という大きな問題を抱える今、
資格を取って就職や起業をするための支援はとても大切な役割として
注目されています。
農家向けに話して欲しい、これから食品加工で起業を目指す人に
話して欲しいとセミナー依頼をいただくようになったのです。
国産を見直そうという動きやB級グルメの人気などを見ると、
「食」が地方のまちおこしに直結している今こそ地方に
フードコーディネーターの力は必要なのだと実感します。
どのようにして商品を見せたらいい?
どんなPRの方法を考えたらいい?
発売イベントは?
と、たくさんの課題が山積しています。
それを解決する方法として行政の発行するパンフレットの作成に
企画書を出しました。
観光ガイドブックでもなく、食べ歩きマップでもなく、食を
キーワードに市外から横手を訪れたくなるようなパンフレットです。
フードライターならではの視点で取材をし、横手市が
どんなところなのか、“ そこに住む人”にスポットをあてて1冊の
読み物に仕上げました。
『よこみちコレクション』という名のパンフレットは市外の方に
お渡しすると非常に喜ばれます。
場所を知り、伝統を知り、食文化を知り、人を知ることができる1冊に
仕上がったからだと思っています。
ただ、場所を知らせるためではなく、有名店やご当地グルメを
知らせるためでなく、その土地に根付くもの(食)を見抜く力、そしてどの方向に伝えたらいいかを考える力を持つフードコーディネーターだからできたと考えています。
地方の売り込み方は全国共通の課題です。
けれど、これは地方にいるからこそ解決できる課題。
その土地のフードコーディネーターが活躍するチャンスだと思うのです。
  
地元の食材やおいしいご当地グルメを市外の方々に紹介するだけでなく、地産地消も考えた親子向け食育体験イベントを企画しています。
『畑の真ん中料理教室』です。
参加するのは幼稚園以下の子どもたちとお母さん。
季節ごとに農家の畑を訪れ、収穫体験した後で簡単にできるお料理を実演したり、野菜や果物の扱い方(皮の簡単な剥き方や種の取り方など)の秘策を伝授したりしています。
採れたてのおいしさを実感し、簡単な調理でも手作りだと子どもたちがたくさん食べてくれるということをお母さんたちに感じてもらうのです。
嫌いだったはずの野菜に手を伸ばし、もぎたてを口にする子どもたち、とってもかわいい笑顔を見せてくれます。
そしてその姿に驚くお母さんたちの嬉しそうな顔を見るのも企画をしている側の醍醐味。
 
 現在、パンフレット・チラシ用の食材撮影のスタイリングや商品開発コンサルティング、メニュー開発の他、セミナー講師としてフードコーディネーターの養成をしています。
また、農作業体験や農作物マルシェなどイベントの企画をさせていただいたり、とにかく「食」に関して幅広くお仕事をいただいています。
”おいしい”はたくさんの人を笑顔にしてくれます。
だからたくさんの”おいしい”を人に伝え続けるため、
フードコーディネーターとして頑張り続けたいと思います。

 

たなか のりこ さんプロフィール

数々の人との出会いから「今秋田に必要なものは?」という疑問を抱き
「食」をテーマに活動していくことを決意。
独立しフリーのフードコーディネーターを経て、2年前に
フードトータルプロデュースをコンセプトに「オフィスNORIMAKI」を
立ち上げ代表を務める。



オフィスNORIMAKI

詳しくは コチラへ →   www.norimaki2.com/



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