食のプロ・コラム

沢亜紀マーケティングレポート 『スイーツ男子』は、流行語?

  • 2010年05月11日
  • 日本フードコーディネーター協会

㈱アトリエじゅうろく 代表取締役社長 

日本フードコーディネーター協会理事 沢 亜紀

 ㈱アトリエじゅうろく URL  www.a-16.co.jp/

      

 

『スイーツ男子』は、流行語?

 
昨今、良く耳にする流行語「草食男子」は 2009年の流行語大賞のトップテンにもノミネートされ、今や若者の特徴を語る表現の一部にもなっています。
 また、この言葉に追随して「肉食女子」、「スイーツ男子」、
「森ガール」、「巣籠り族」等の流行語も多く発生し、それは
若者の心理行動を探る重要な手がかりにもなっています。
食のマーケティングにおいても、若者の消費行動をしっかり
理解した商品開発や販促施策がますます重要になってきています。
そこで、今回は男子の味覚の変化による「スイーツ男子」の存在に
着目し、その実態を少しでも探れればと思い調べてみました。
まずは、以下のデーターをご参照下さい。
データから分析されることは、最近の若年男子は中性化が進み
「草食男子」と呼ばれ、味覚の嗜好としては甘い物を好みお酒も
カクテル、酎ハイ等の甘にお酒を好んで飲んでいることが
わかります。
 また、女性との趣味や嗜好の差が少なくなり女性の消費分野にも
侵食してきている様子が伺われます。
では、その具体的な人物像を以下にまとめてみました。
 

 
2005年グリコ「 Men‘sプリン」が男子ツーツ幕開け第一号だが、
酷評によりネーミング変更。
その後2007年ファミリーマートから「男のスイーツ」を発売し現在までにシリーズ化第22弾。
2007年をスーツ男子元年とし、それ以降各コンビニでも競って男性ターゲットのスイーツを販売し潜在ニーズ掘り起こしに成功。
 また、Web上では、「スイーツ男子部」「甘党男子」等の人気のサイトが登場し、そのスイーツ情報にスイーツ女子が群がり「つながり消費」という新たなる消費スタイルも誕生しカップルシェアリングという言葉も生まれています。
 

今回は、「スイーツ男子」に着目し消費者調査データを分析し
消費者の嗜好・行動・心理を少し探ってみました。
単なる流行か?時代の大きな流れなのか?を、我々フードコーディ
ネーターは、マーケティング作業を怠ることなく、時代を知り今を
生きる人の心を読み取る力を磨かなくてはなりません。
これからの食のビジネスは、美味しいだけでは通用しません。
専門分野に加えて3つのスキルが必要です。
 ①情報整理能力
 ②本質を見極める洞察力
 ③新たなものを組み立てる構築能力。
これらの能力を身に付けて、それぞれが得意とする食の専門分野で
創造力溢れる仕事をしていきたいものです。
厳しい経済状況下だからこそ、今まで以上に誰もが納得できる
背景や理由、そして明確なストーリー性のある高い提案力が現場
では求められてます。
今こそ、食の専門性を活かした高い提案力を持つフードコーディ
ネーターの活躍のチャンスが到来です。
※フードコーディネーター協会では、会員特典として食のトレンド
  情報の閲覧が自由にしていただけます。
  是非、あなたのフードマーケティングスのアイデアソースとして
  ご活用下さい。

 

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