フードコーディネーターレポート

時代が要請するフードコーディネーターの活躍 1 豊﨑 啓輔さん

  • 2014年04月17日
  • 日本フードコーディネーター協会

 

豊﨑 啓輔さん

名古屋研修会写真

フードコーディネーター1級
レストランプロデュース)

  時代が要請するフードコーディネーターの活躍 1

               2013年12月1日 名古屋研修会

1.自己紹介

①略歴
現在は木曽路で首都圏の建築担当として仕事をしています。           
名 古屋なので木曽路はご存知かと思います。名古屋が本社ですが主力業態の木曽路も今は首都圏の方が多く50店以上になります。ほかの業態も含め首都圏で80 軒以上のお店があり売上も東京の方が多くなっています。木曽路には他業界から一度転職して入社しました。           
お店で店長等を経験したあと、本社で現在の仕事に就きましたが 首都圏で出店を本格化させた80年代後半,片道切符で東京に転勤して現在まで首都圏で建築を主業務として勤務しております。

②資格取得までの経緯                
フードコーディネーターは資格の存在は知っていました。食品だけの資格だと
思っていましたがレストランプロデュースがあるのを知って興味を持ちました。    
とりあえず3級を受けましたが、総合的な内容で仕事に役立つと思い2級にも挑戦。    
ところが2級に2回落ちました!15年以上この仕事をしていて一端の積もりでいたのが、他流試合をしたらまったく通じなかった訳です。これは悩みましたが、結果としてこれがその後の取り組みの動機付けになりました。3回目でやっと合格、しばらく間がありましたが、1級の初回を受験。これも最終のプレゼンの最中に落選が分かるほどの惨敗でした。再度練り直して今年は合格しました。えらそうに立っていますがそれ程平坦の道程ではなかった訳です。            
でもやってきてよかったなと思っています。今思っていることを3つ上げます。    
1)幅広い知識を身に付ける事で、仕事の幅を広げる事が出来た。            
2)客観性のある仕事が出来るようになり、社内外で普遍性が持てるようになった。    
3)人は努力して向上出来た時に喜びを感じるように出来ていますが、歳をとるとだんだん保守的になり新しい事に挑戦しなくなります。
50代で新たな事に取り組み、そういう気持ちを持つ事が出来た事がとても嬉しいですね。幾つになっても頑張ろうと思えました。

2.試験合格のポイント               
試験に対する話を少ししたいと思います。           
               
①試験に対する心構え               
試験は受ける以上、最善の努力をして一回で合格するのがあるべき姿だと思いますが、現実には私のように試験に落ちるのは世の常です。その時にどう考えるかが大切です。           
試験に落ちるのは自分に不足している事、弱いところを教えてくれています。  それを受け入れ、もう一度努力していく姿勢が大切だと思います。            
試験のテキストの内容はとてもよく出来ていて、食の世界で生きていくなら必要な知識ばかりです。勉強して無駄な事は何も有りません。           
先達の教えに敬意を表して学びつくす姿勢が大切だと思います。         
             
②調査、企画力、経営数値               
2級の2次試験以上になると企画書作りが必要になります。           
その時のポイントは2級のテキストの最初に書いて有りますが           
1)マーケティング力           
2)マーチャンダイジング力           
3)計数管理能力           
上記3点が重要だと思いますので、この辺を中心に勉強されると良いと思います。           
もう少し噛み砕くと 1)は調査力 2)は商品を含めた企画力 3)は損得といったところでしょうか。           
               
③プレゼン力               
そして1級の最後には実際のプレゼンが有ります。           
プレゼンはその人の総合力が問われると思います。        
まず上記の②を中心に勉強して資料作りの技術を高める事が大切だと思います。           
もう一つは、その人の持っているフードに対する日々の取り組み、心がけが大切であると思います。フードにどう向かい合っているかその情熱、愛情が相手に伝わっていきます。           
時間がたつとこの部分が蓄積され人に感動を与えていきます。           
常にフードに対する思いを高めておく事が大切だと思います。           
               
試験に対する話はこんなところですが ②,③番は試験だけではなく仕事にそのまま 通用する話だと思いますので日頃からしっかりと勉強されると良いと思います。   

 *「時代が要請するフードコーディネーターの活躍 2」に続きます。



プロフィール
豊崎 啓輔(トヨサキ ケイスケ) 愛知県出身

高級和食業態を主力とする㈱木曽路に勤務 ファミリーレストラン部門の店長を経験後、新規業態の開発、立ち上げに関わる。その後本社(名古屋)建築担当者として経験を積んだ後、首都圏への本格的な出店スタートに伴い、東京地区へ転勤。25年以上に渡り首都圏の和食高級業態、居酒屋等の出店、改装、メンテナンスを担当。楽しく夢のあるレストラン作りを心がけている。